環境センサー評価
活用を検討中の環境センサーや試作品の環境センサーを、環境測定を専門とする第三者の視点から評価します。
主に大気中の汚染物質を測定対象とするセンサーを対象とします。公開情報が乏しく性能が明らかでない環境センサーでも、 性能、品質、使用上の限界(注意点)など、長所や短所を明らかにします。
評価対象センサーと試験内容
各社のPM2.5(PM10)、O3、NO2、SO2、CO、CO2、VOCセンサーを、下表の試験項目により、評価します。
センサー評価実験例
(1)チャンバー実験
ガスセンサーをチャンバー内に入れて標準ガスを導入し、センサーの応答値と基準器の測定値の記録から、以下の基本性能を数値で示します。
1)直線性、再現性、安定性(長期、短期)、応答速度
2)検出下限、感度(校正差、ばらつき)
3)妨害成分の有無と程度、ヒステリシスの有無
4)暖機時間
(2)フィールド試験
屋外環境で長期に渡り測定機と比較できます。 暴露Box内に被験センサーを置き、屋外と同じ設置環境(温度湿度)の下で長期作動させます。経年劣化(感度低下)や寿命に関するデータも収集できます。
使用機器例
1)標準ガス発生装置、標準ガス、加湿部
2)測定機(公定法):SO2, NOx, O3, CO, CO2、PM2.5計ほか
3)チャンバー、温度・湿度センサー
4)大気導入管、ポンプ
評価レポートのサンプル
評価レポート
PM2.5(PM10)、O3、NO2、SO2、CO、CO2、VOCセンサーの各試験項目の結果は、下図のような評価レポートの形式で報告します。